インテリアコーディネーターの仕事:インテリアコーディネーターの仕事就職ガイド

ヒアリング

インテリアコーディネーターのとしてまず第一に行う仕事は、クライアントとの打ち合わせ業務、「ヒアリング」と呼ばれる作業です。

どういうことかといううと、クライアントの話に耳を傾け、そこにすんでいる人たちが何を求めているのかを具体的に把握することが目的です。例えば、一戸建てやマンションなどのインテリア・コーディネートを頼まれたとき、そこに住んでいる人の家族構成や、趣味、どんなライフスタイルかなどをクライアントから聞き出すことで、インテリアコーディネーターはインテリアの計画を立てることが出来るのです。

プランニング

インテリアコーディネーターの仕事でクライアントとの打ち合わせ「ヒアリング」の次に来る仕事は、ヒアリングを通して把握できた内容を実際にイメージしたインテリアを計画する仕事です。

具体的にはどのような仕事かというと、インテリアコーディネーターが、クライアントとの打ち合わせを通して見えてきた、そこに住んでいる人たちのライフスタイルやスペース、住んでいる土地の季候や風土といった環境、そして予算などをトータルに考えて、インテリアの計画を立てていくという仕事です。

プランニングの種類

インテリアコーディネーターが計画を作成する場合には、クライアントのケースや要望に応じて様々な種類の計画を選び、クライアントに提案していきます。

一番初めに作成するものは、「間取り」の計画です。インテリアコーディネーターは、クライアントの要望に沿うように考慮しながら、依頼された場所をいかに機能的に、住みやすくできるかという間取りを考えるのです。

プランニングの種類2

また、計画を作成する際には室内環境を整えるための、「設備計画」を立てるのも、インテリアコーディネーターの仕事の一つです。

「設備計画」においては、インテリアコーディネーターは、クライアントが使用したいと思っているエアコン、洗濯機、冷蔵庫などインテリア機器の配置から、コンセントや給湯器、浄化槽など業者と話し合いながら複雑な施工が必要となる住宅設備といった、水道、ガス、電気という、クライアントが生活するのに必要な環境を整えるための計画を提案するのです。

プランニングの種類3

窓装飾は、外から見たときの家の顔ですよね。それから、窓装飾は、室内の雰囲気にもかなり大きい影響を及ぼす重要なポイントです。

その窓の装飾と機能をインテリアコーディネーターが考慮、提案する計画を「ウィンドウ・トリートメント」と呼びます。昔は「窓装計画」と呼ばれ、窓装は主にカーテンのことを指したそうですが、現代ではみなさんもご存知のように、カーテンといっても、いろいろなタイプや種類が登場しているので、インテリア業界でも呼び名を窓装計画から「ウィンドウ・トリートメント」と新たに呼ぶようになったそうです。

プランニングの種類4

インテリアコーディネーターの仕事の中には、クライアントのライフスタイルやテイストに合った家具を選び、その家具を配置する「家具計画」があります。

この「家具計画」では、インテリアコーディネーターはクライアントのニーズによって臨機応変に対応しなくてはなりません。なぜなら考えられるケースでは、クライアントはすでにお気に入りの家具を所有していて、その家具にも合った内装を希望されるケースと、または部屋の雰囲気などを先に決めて、それに合った家具と空間を考えるケースの二つがあるからです。

プランニングの種類5

インテリアコーディネーターには、カラーコーディネート能力も問われます。というのも、インテリアをコーディネートする際に、色彩は大きなポイントとなるからです。

また色というのは、明るさや光によって、見え方が変わってきます。それに、使いたい色の面積や、色の組み合わせによっても見え方が違います。色というのは、人の目に映ることによって見ている人に生理的影響を及ぼしますし、また、心理的効果もありますよね。

インテリア・エレメント

インテリアコーディネーターは、クライアントの打ち合わせを重ね、インテリアのイメージが出来上がると、次は具体的にどのようなインテリア小物を使用するかという、インテリア・エレメントをクライアントに提案していきます。

インテリア・エレメントというのは、その名の通り、インテリアのアイテムのことで、家電、家具、小物、オーナメント、天井、壁、床、キッチン機器などの設備もインテリアエレメントと呼びます。

プレゼンテーションボード

インテリアエレメントをクライアントに提案するに渡ってインテリアコーディネーターが使用するプレゼンテーションボードとは実際にはどのようなボードなのでしょうか?

ここではプレゼンテーションボードの詳細について触れてみたいと思います。まず「色彩計画」をまとめた「カラースキム(配色計画)」のプレゼンテーションボードについてですが、インテリアコーディネーターがとても慎重にならなくてはいけないものが、インテリアに大きな影響を及ぼす色彩計画です。

プレゼンテーションボード 2

建物の中の見た目で大きな面積を占めるのが、壁や天井ですよね。そして大きな面積というだけあって、壁や天井の色や質感、感触は、インテリアの中で最重要項目とも言えるでしょう。

インテリアコーディネーターは、クライアントにわかりやすいように壁や天井の仕上げ材として、素材やカラーサンプルを貼り付けたプレゼンテーションボードを用意する必要があります。また、壁や天井は火災のときのことを考えて、燃えにくい防火性能があるものが重視されます。

プレゼンテーションボード 3

インテリアコーディネーターが作成するプレゼンテーションボードの中には、照明器具を表現する「ライティングプラン」用のボードもあります。

具体的には、インテリアコーディネーターは、平面図に配線や照明器具の配置を書き込み、その器具のサイズやワット数がわかるようにサンプルの載っている写真や、スケッチなど、またメモ書きなども書き込んで、クライアントがわかりやすいようなボードを作成します。

プレゼンテーションボード 4

また、インテリアコーディネーターは、どのような家具をどのように部屋に配置するのかを表したボードも作成します。インテリアコーディネーターがセレクトした家具を、クライアントにカタログの写真などで見せたり、また室内面積とのバランスをレイアウトで確認できます。

プレゼンテーションボード 5

「インテリアグッズプラン」というインテリア雑貨の計画も、インテリアコーディネーターの仕事の一つです。

インテリア雑貨も、インテリアの雰囲気や部屋の空間を演出するのに欠かせない、大事な要素です。インテリア雑貨一つで、インテリアのイメージを決定づける場合だってあるのですから。

プレゼンテーションボード 6

インテリアコーディネーターはクライアントの日常生活で必要不可欠だと思われる家電についても、プレゼンテーションボードで製品カタログを見せながら、機器を説明しながら、提案することになります。

その際には、もちろんインテリアに合うデザインの電化製品、また性能や操作性、サイズをチェックするのはもちろんですが、想定される事故についてもインテリアコーディネーターは予測し、ボードに記入する必要があります。

最後の仕上げ

インテリアコーディネーターは、クライアントとプレゼンテーションボードなどを使用して徹底的に打ち合わせをした内容を元に、実際にインテリアエレメントの商品リストを作成します。

こうしてリスト・アップした商品の見積もりを作成し、クライアントに提出します。この際に、クライアントによってはあらかじめ予算が提示されている場合もありますので、その際にはインテリアコーディネーターはインテリア・エレメントの合計額が予算の範囲内におさまるように計画することになります。

最後の仕上げ2

こうしてショールームで現物を見たクライアントからokをもらった後は、インテリアコーディネーターは注文した商品の納入に立会うことになります。

商品が間違いなく届いているかをチェックしたり、家具を並べて配置場所をチェックしたり、玄関での引渡しの物の場合には、自分で運搬などもこなさなくてはなりません。インテリアコーディネーターは自分で提案した図面の通りに、インテリアが出来上がっているかの最終チェックをするのです。